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色々あった人生を、笑って過ごすことにしました♪
今日は、この人のリズムを聴くと血が騒ぐアーティストを書きます。
日本にR&Bを根づかせた男 ― 久保田利伸という“揺れ”の正体
♪ 息がとーまるくらいのっ 甘い口づけをしよおよっ ♪
この一節を聴いた瞬間、身体が勝手に揺れる。
懐かしいのに、古くない。
甘いのに、軽くない。
久保田利伸の音楽は、まず理屈より先に“グルーブ”が来る。
日本のポップスがまだ縦ノリ中心だった時代に、彼は明らかに違う揺れ方をしていた。
ビートは前に走らない。少し後ろに引く。
言葉は詰め込まない。リズムに乗せて跳ねさせる。
それはブラックミュージック、とりわけR&Bの感覚だった。
「真似」ではなく「消化」だった
80年代後半から90年代にかけて、日本でもR&Bの影響は広がっていった。
しかし多くは“雰囲気を取り入れる”段階にとどまっていたように思う。
久保田利伸は違った。
英語的な発音の処理、母音の伸ばし方、子音の抜き方。
メロディの後ろに少しもたれかかるような歌い回し。
フェイクの入れ方も自然で、技術を見せびらかすのではなく、グルーブの一部として機能している。
彼はR&Bを表面的に借りてきたのではない。
身体の中に入れ、血肉にし、日本語で鳴らした。
そこが決定的だった。
日本語で“揺れ”を作るという難しさ
R&Bは英語と相性がいい。
子音が多く、言葉そのものにリズムがあるからだ。
一方、日本語は母音が多く、音が均等に並びやすい。
そのまま歌うと、どうしても平板になる。
それでも久保田利伸は、日本語を跳ねさせた。
言葉の置きどころをずらし、リズムに食い込ませる。
ときにわずかに溜め、ときに前に転がす。
だから、ただ甘いだけのラブソングにはならない。
「LA・LA・LA LOVE SONG」は、メロディのキャッチーさの裏で、きちんとR&Bの骨格を持っている。
あの曲がいまだに歌われ続けるのは、単なるドラマ主題歌だったからではない。
グルーブが生きているからだ。
血が騒ぐ理由
久保田利伸を聴くと、血が騒ぐ。
理屈で説明する前に、身体が反応する。
低音のうねり。
ハイトーンの抜け。
ブレスの色気。
すべてが有機的に絡み合い、ひとつの“揺れ”を作る。
それは、派手さとは違う。
静かに、しかし確実に身体を動かす力だ。
日本の音楽シーンにおいて、彼は一時的なブームを作ったのではない。
R&Bという土壌を、日本語ポップスの中に根づかせた。
今、多くのアーティストが彼の名前を挙げる。
好きな曲として歌い継がれる。
それは影響の証だ。
流行ではなく、基準を作った人
時代が変わっても色褪せない音楽がある。
久保田利伸の楽曲は、その代表のひとつだと思う。
流行を追ったのではなく、音楽的な基準を作った。
“日本語でも、ここまで揺れられる”という可能性を示した。
あの甘いフレーズの裏には、確かな技術と、深いブラックミュージックへの敬意がある。
だから今も、身体が反応する。
だから今も、血が騒ぐ。
日本にR&Bを根づかせた男。
それが、久保田利伸だ。
えむの一言
いろんなことをくぐり抜けてきた。
思うようにいかない現実も、黙って飲み込んだ夜もある。
それでも、あの揺れを聴くと、身体がちゃんと反応する。
血が騒ぐ。心がほどける。
まだ私は音楽にときめくことができる。
まだ私は揺れられる。
それが、ちょっと誇らしい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
えむでした🙋♀️


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